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オタクの電脳

2013年10月30日

雨の日に

ふと育児から逃げ出したくなることもないわけじゃない。けども息子がかわいくて仕方ない。ようやくというか、私の場合スタートダッシュ的に産まれてすぐかわいー♫とはいかなかった。産まれてきてくれてありがとう、などとも思わなかったし。病院でほぼ同時刻に出産した人は、産んですぐにかわいいと言っていた。ちなみにその人は出産時、痛''ーーいとものすごい大声を出していた。もしかしたら感情豊かな人だったのかもしれない。私のように考えすぎてしまうタイプではなく。私は赤ちゃんを前に不慣れで余裕がなく、鬱々してしまうこともあったわけだから。

赤ちゃんってかわいいね。知らなかった。甥っ子の赤ちゃんの頃を知っているはずなのに。かわいさのあまり息子のほっぺとおでこに毎日どんだけちゅっちゅっしてることか。ほっぺは柔らかくってまるでわらびもちだよ。口は富士山みたいだったり、ひよこのように尖らせていたり、どんだけ小さくなっちゃうの?といった具合に変幻自在。それによく動かす腕は、袖をまくっても手が見えてなくって、そのかわいさときたらアニメのキャラクターでしか見たことがない。

いまは、両手の中になによりもまさる宝物を抱きしめているような幸福感を味わえる。温もりと重さもいい。ネコよりいい。

例えもし次の瞬間、私が死んでしまっても、子供を産んでよかったなって思うはず。自分の子を抱けて幸せだったなって。

子供を産まなければ理解出来なかった世の中の仕組みも少し分かってきた気がする。親がどんなことを考えていたのかも。

先日、寝かしつけるために抱っこしながら、松任谷由実のひこうき雲を聴いていた。テレビで清水ミチコがモノマネしてたから急にまた聴きたくなって。

そしたら、ある風景を思い出していた。母が亡くなる少し前、ベッドで横になって見える位置に置かれていた甥っ子の写真。そこから視線を離さない母の様子を。その時、母がなにを考えているのか分からなかった。でもいまは直感的に分かる。母は甥っ子の成長が見たかったんだろうと。

私は亡き母、亡き父の命を、この子で繋げられたんだな、なんて思ったら悲しくもなった。

誰のせいかなんのせいか悲しくなっていた。母のせいか、息子を産んだせいなのか、おたくんが留守のせいなのか、清水ミチコのせいか、誰のせいでもない雨のせいか、悲しく、この気持ちに止めを刺す歌は宇多田ヒカルのくっらーいあの歌、桜流しだな、なんて考えてたりしていた。

ただいまは、その時幸福が味わえるように息子の期間限定の赤ちゃん姿を目に焼き付けておこうかな。




 
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